足立区で子育て!保育園・公園・家賃…住んでわかったリアルな本音とは?
街の考察・分析2026-04-15

足立区で子育て!保育園・公園・家賃…住んでわかったリアルな本音とは?

「足立区って、昔はちょっと治安が心配だったけど、今はどうなの?」 「子育て支援が手厚いって聞くけど、実際はどうなんだろう?」 そんな疑問を抱くママ・パパも多いのではないでしょうか。 実は今、足立区は「子育て世代」の間でじわじわと人気を集めています。 かつてのイメージとは一変し、「23区屈指の子育てタウン」へと進化を遂げているのです。 今回は、実際に足立区で生活する人たちの声を交えながら、その「リアル」を紐解いていきます。

【保育園】待機児童ゼロの「その先」へ

共働き夫婦にとって、家選びの最重要ポイントといえば「保育園」。
足立区では、「預けられる」安心はもちろん、
一人ひとりに寄り添った「質の高い保育」を目指しています。

待機児童ゼロを目指す、足立区の取り組み

足立区が子育て世代のために全力で取り組んできたのが、「待機児童対策」です。
保育園の定員をコツコツと増やしてきたおかげで、令和2年(2020年)以降、4月時点の待機児童はほとんどいない状態をキープしています。


出典:令和7年4月1日の保育所等利用待機児童数について | 足立区

書籍にもなった「足立区の保育」のこだわり

足立区の保育の質の高さは、専門家の間でも注目されています。

足立区の全保育園・こども園でスタートした乳児保育の見直しでは、当時の現場の戸惑いや試行錯誤を経て、「当たり前」と思っていた保育をゼロから見つめ直してきたそうです。

その丁寧な積み重ねは、書籍『0.1.2歳児保育 「あたりまえ」を見直したら保育はもっとよくなる! 足立区立園の保育の質が上がってきた理由』(Gakken 保育 Books)でも紹介されています。

安定した保育の受け皿と、質の高い保育環境。
その両方が揃っているのも、足立区の大きな魅力のひとつです。

【食育】目指せ「日本一おいしい給食」!

足立区の代名詞ともいえるのが、「あだちのおいしい給食」です。
食育への真摯な取り組みは、全国的にも高く評価されています。

出典:「あだちおいしい給食グランプリ2018」受賞作品献立 | 足立区


残食(食べ残し)を減らす工夫

足立区では「おいしい給食」を区全体で推進しており、天然のだしを使用したり、旬の野菜をふんだんに取り入れたりと、様々な工夫を凝らしています。
あまりのクオリティの高さに、「子どもが家より学校の給食を楽しみにしている…」なんていう声も。

レシピ本も大人気!

給食のレシピは区の公式HPで公開されているほか、書籍『東京・足立区のおいしい給食レシピ』(主婦の友社)としても出版されています。
「子どもにはしっかり食べて、健やかに育ってほしい」と願うママ・パパにとって、これ以上ない環境だと言えるでしょう。


ちなみに、足立区オリジナルの大人気メニュー「えびクリームライス」は、期間限定で都内の一部セブンイレブンで販売されることも!
見かけたらぜひチェックしてみてくださいね。

【子育て支援】2025年から区の支援がさらに充実!

足立区では、子育て世帯の家計を支える新たな制度が続々とスタートしています。

1、出産・育児の初期費用をサポート

  • 「あだち出産・子育て応援給付金」開始(2025年4月〜)
    妊婦さん一人につき5万円、さらに生まれたお子様一人につき5万円が現金で給付されます(双子の場合は10万円)。
    さらに、妊娠・出産・子育てに伴う「ギフト支給制度」と合わせると、最大で27万円相当の給付を受けることが可能です。

2、 学習関連費の負担を軽減

  • 補助教材費の無償化(2025年4月〜)
    副読本や学習帳など、学校で一括購入する補助教材費を区が全額負担してくれます。

  • 自然教室・修学旅行費の無償化(2025年4月〜)
    区立小学5・6年生・中学1年生の自然教室での食事代、中学3年生の修学旅行費を区が負担してくれます。
    ※自然教室の一部費用(拝観料や体験料等)は自己負担あり。

3、入学時に「10万円」を支給

  • 入学準備金の支給(2026年4月〜)
    小・中学校の新1年生全員(私立含む)を対象に、ランドセルや制服などの準備費用として、1人あたり10万円が支給されます。

給付金等の詳細については、足立区公式HPをご確認ください。
>
あだち出産・子育て応援給付金(妊婦のための支援給付)| 足立区
> 小・中学生の教育費負担を軽減します | 足立区

【公園】遠出しなくてOK!毎日が楽しくなる「公園天国」

足立区最大の魅力、それは圧倒的な公園の数と、そのクオリティです。
週末に遠くまで出かけなくても、近場で思いっきり遊べる環境が整っています。

存在感バツグンの「舎人(とねり)公園」

「とりあえず舎人公園に行けば一日中楽しめる!」と言われるほど、広大な敷地を誇ります。
ソリ滑りや大型遊具、夏場のじゃぶじゃぶ池にBBQ場まで完備。
わざわざ遠出をしなくても、これほど贅沢な遊び場が日常的に使えるのは、足立区で子育てをする醍醐味だと言えるでしょう。

舎人公園のより詳しい魅力や遊び方については、別記事でたっぷり紹介しています。
ぜひチェックしてみてくださいね。

> 【舎人公園特集】はこちら


異国情緒を感じるベルモント公園&雄大な荒川河川敷

オーストラリアの雰囲気を感じる「ベルモント公園」や、どこまでも続く「荒川河川敷」など、開放感抜群のスポットが点在しています。
自転車の練習をしたり、思いっきり走り回ったりするには最高の環境です。

夏の強い味方「じゃぶじゃぶ池」

都心では整理券の争奪戦になりがちな水遊び場も、足立区なら近所のじゃぶじゃぶ池で気軽に楽しめます。
夏場に欠かせない無料の水遊びスポットが身近にあるのは、子育て世代にとって非常に大きなメリットだと言えるでしょう。

区内のじゃぶじゃぶ池は、こちらのマップで確認できます!
>
じゃぶじゃぶ池案内図

地元の名物!?「タコ公園」

区内には、11体のタコさんと1体のイカさんのユニークな滑り台が点在しています。
中でもタコ型滑り台は、インパクト抜群の地元のシンボル的存在!
いつも子どもたちの元気な声で溢れており、地域のコミュニティとしても欠かせない場所になっています。

そのほかにも、豊かな自然に親しめる「都市農業公園」や、生き物と触れ合える「元淵江公園」など、一日中遊び尽くせるスポットが盛りだくさんです!

【施設】西新井エリアに点在する大人気の親子スポット

西新井エリアには、子育て世代にうれしいスポットがたくさん!
子どもも大人も大満足の、休日のおすすめポイントをご紹介します。

遊びの殿堂! 子どもたちが夢中になる「ギャラクシティ」

足立区で子育て中のママ・パパたちにとって、西新井にある「ギャラクシティ」は欠かせないスポット。
国内最大級のネット遊具を無料で利用できるほか、本格的なプラネタリウムも非常に手頃な料金で楽しめるため、休日には多くの家族連れで賑わっています。

そんなギャラクシティですが、施設改修のため令和9年(2027年)2月末から令和12年(2030年)5月(予定)まで長期休館することに。
しばらく利用できなくなるのは寂しいですが、「最後にもっと楽しんでほしい!」という施設の想いから、休館までの1年間「休館前大感謝祭」が開催されます。

期間中は、人気の講座やイベントがさらにパワーアップするほか、サービス面もより充実していくとのこと。
「今のうちに遊び尽くしたい!」という方は、ぜひこの機会に足を運んでみてくださいね!

ママもパパも安心! 家族で楽しめる「アリオ西新井」

ギャラクシティから徒歩13分ほどの場所にある「アリオ西新井」は、家族で一日中楽しめる大型ショッピングセンター。
館内には、ファッションや雑貨、グルメなどバラエティ豊かなショップが勢揃いしており、特にファミリー層に嬉しいサービスが充実しています。
映画館(TOHOシネマズ)も併設されているため、話題の作品をチェックしたり、買い物や食事の合間にリフレッシュしたりと、楽しみ方は自由自在です。

また、施設内には広々とした休憩スペースや、子どもたちが遊びやすい工夫が施されたキッズスペースも完備。
ベビーカーでの移動もしやすく、授乳室やオムツ替えスペースも清潔で充実しているため、小さなお子様連れでも安心して過ごすことができます。


【家賃相場と物価】足立区で叶える賢い暮らし

23区内で比較すると、足立区の家賃・物価の安さは群を抜いています。
まさに、家計の強い味方と言えるでしょう。


家賃:同じ予算でも「ワンランク上の広さ」へ

足立区の家賃相場は、1LDKで約10万円、2LDKで約13万円、3LDKで15〜16万円となっています(2025年11月時点)。
隣接する荒川区や北区と比べてもさらにお手頃で、目黒区や品川区なら「1LDK」しか借りられない予算でも、足立区なら「築浅の3LDK」が視野に入ります。
「広いリビングでゆったり暮らしたい!」と考えるファミリー層にぴったりです。


物価:スーパー激戦区!食費を賢く抑えて家計にゆとりを

足立区には、「オーケー」「ベルクス」「ライフ」など、安くて新鮮な食材が手に入るスーパーがひしめき合っています。
特に「ベニースーパー」や「ベルクス」の野菜の安さは、他区から引っ越してきた人が驚くポイントです。

「生活コストの削減」が、そのまま「心の余裕」に

住居費を抑えられる分、教育費や将来のための貯金に回すことはもちろん、習い事にお金をかけたり、家族旅行の回数を増やしたりすることができます
こうした「実利的な豊かさ」こそが、多くの共働き世帯が足立区を選ぶ大きな理由のひとつとなっています。


【実際の声】住んでるからこそわかる「良い点・悪い点」

ここまで足立区の子育て制度や魅力についてお伝えしてきましたが、一番気になるのはやっぱり「リアルな住み心地」。
実際に足立区で暮らしているママ・パパの、飾らない本音を伺いました!

◆ポジティブな声

「街全体に子どもが多いので、ベビーカーで電車に乗ったり買い物したりしても、嫌な顔をされることが少ないです。気軽に挨拶してくれる優しいおじいちゃん、おばあちゃんも多いですよ」(40代・2児のママ)

「北千住の利便性は神。5路線通っていて、どこへ行くにも便利です。買い物もルミネやマルイで完結する一方、少し離れれば静かな住宅街に。このギャップが最高です」(40代・1児のママ)

「区役所の子育て支援課の方々が親切で、相談事にもしっかり向き合ってくれます。安心して頼れる存在です」(40代・2児のママ)

「ひとり親世帯へのサポートが驚くほど手厚いです!生活から就労、就学まで必要な情報が丸ごと詰まった冊子が届くので、迷うことなく相談先にたどり着けます。行政の細やかな配慮には、いつも本当に心強さを感じています」(20代・2児のママ)

「とにかくスーパーが多くて便利!特にベルクスは野菜が安くてお財布に優しいので助かっています」(40代・2児のママ)

「他区から引っ越してきて、足立区の物価の安さに驚きました!職人さんも多く、自分も含めて作業着姿で堂々と過ごせるのがすごく快適です」(30代・2児のパパ)

「飲食店やスーパーが多く生活に困りません。大きい公園だけでなく小さい公園も点在しているので、休みの日に子どもを連れて行きやすいですね」(40代・2児のパパ)

「まわりから言われるほど、治安の悪さは感じません。子どもが多くて活気があるし、お金をかけずに遊べる公園や施設がたくさんあるのもうれしいですね」(40代・2児のママ)

「入学支援金10万円は本当に心強いです。保育園や小学校の給食も健康的でおいしく、子どもたちもしっかり完食してきます。レシピが公開されているので家で再現できるのもありがたいですね。商業施設も便利ですが、昔ながらのお店や商店街などの温かい雰囲気も大好きです」(40代・5児のママ)

「子どもの医療費が無料なうえに、サービスやお店によっては『きょうだい割引』が使えることもあり、多子世帯には本当にありがたい環境です。30年、40年と旗振りを続けてくれるボランティアの方もいて、地域で見守られている温かさを感じます」(40代・5児のパパ)

「生まれも育ちも足立区!この街が大好きで、ずっと住み続けています!」(30代・3児のママ)



◆ネガティブ(本音)な声

「昔のイメージを持つ知人から『足立区で大丈夫?』と心配されました(笑)。実際に住んでみると全然平和なんですが、まだネームバリュー的な偏見は残っているのかも」(30代・2児のママ)

「給食がおいしいと評判なので食べてみたいのですが、保護者の試食会はほとんど開催されておらず、周知も不足気味。もっと気軽に体験できる機会が増えたらうれしいです」(40代・2児のママ)

「今のところ、デメリットは特になし!」(20代・2 児のママ)

「2026年4月からプラスチックゴミの分別が始まりました。環境のためとはいえ、家事の合間に分別するのは正直ちょっと手間だな…と感じることもあります」(40代・2児のママ)

「公共機関の対応には、サービス精神やホスピタリティの面でもう一歩という印象を受けることがあります。コミュニケーションがスムーズにいかず、不安を感じる場面も」(40代・5児のパパ)

「車の運転がやや荒い方がいて、ヒヤッとする場面があります。道が狭い場所も多いので、子どもが自転車で出かける際は少し心配になりますね」(40代・5児のママ)

「治安は以前と比べてかなり良くなっていますが、マナーが気になる方もチラホラ…。夜中にバイクの音が響くときもあり、もう少し静かになってほしいなと思うことがあります」(40代・2児のパパ)

まとめ:足立区は「背伸びせず、豊かに暮らせる街」

足立区での子育てをひと言で表すと、「地に足のついた、余裕のある子育て」です。
世間の評価やイメージにとらわれず、自分らしい暮らしを大切にする気さくな保護者が多いのも、この街ならではの特徴と言えるでしょう。

都心のタワマン暮らしのようなキラキラ感はないかもしれませんが、広い公園で泥だらけになって遊び、安くて美味しい野菜を食べて、広い家でゆったり暮らす。

足立区は、そんな「当たり前の幸せ」を実現してくれる街です。

足立区が向いている人

  • 家賃などの固定費を抑えて、生活の質を上げたい。

  • 公園や自然など、子どもがのびのびと体を動かせる環境を重視したい。

  • 下町特有の「人の温かさ」や「気取らない雰囲気」が好き。

  • 世間のイメージや地名ブランドよりも、「住み心地」や「実質的なメリット」を重視したい。

もし迷っているなら、天気の良い日に一度「舎人公園」へ遊びに行き、帰りに「北千住」で買い物をしてみてください。
きっと、足立区での暮らしのイメージがガラリと変わるはずですよ。


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